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J1町田・黒田剛監督「われわれが正義」発言の波紋 〝悪役〟レッテルの筑波大は反論

東スポWEB 2024年6月20日 5時12分

J1町田を率いる黒田剛監督(54)の主張が波紋を広げている。12日の天皇杯2回戦で町田はPK戦の末に筑波大に敗戦。4人の負傷者が出たこともあって、黒田監督は相手選手の危険なプレーや態度を批判した。一方で〝悪役〟のレッテルを貼られた筑波大側は、サッカー部の小井土正亮監督が故意のラフプレーを否定している。

同大サッカー部関係者も「負傷は残念だが、強度の高い試合では起こり得るし、お互いにその可能性がある。意図的にやっていたら大問題だけど、そんなことは絶対にない。そういうふうに見られるのは、ちょっと違うと思う」と反論する。

騒動となったことには「(負傷者が)1人、2人だったらここまで問題になっていないと思うし、今回はJ1チームが負けてしまうというセンセーショナルな結果があったから、こうなってしまったのでは」と指摘した。

また、黒田監督は筑波大戦におけるレフェリングにも苦言を呈し、町田は質問書を提出。19日に行われた審判説明会で、日本サッカー協会の扇谷健司審判委員長は「天皇杯のルール上それ(質問書)に対して返すことはない」と正式な回答はしない方針を示した。その上で「選手が大ケガをしたことは個人的に残念だし、われわれも、町田のクラブと適切な対応を取っているので、これ以上お話しすることはない」と多くを語らなかった。

指揮官は15日の横浜M戦後に「町田は決して悪ではない。われわれが正義であり、言いたいことは言う、良くないことは良くないと訴えること、自分たちのやるべきことを貫いていくこと。そういったことが日本サッカーに必要なパワーだと思う」と改めて正当性を訴えた。あくまで信念は揺るがないようだ。

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