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【F1】セルジオ・ペレスが母国メキシコGPで〝電撃引退〟も 「角田裕毅にレッドブル移籍の可能性」=独報道

東スポWEB 2024年10月23日 5時1分

F1レッドブルのセルジオ・ペレス(34)が次戦メキシコ・グランプリ(GP=27日決勝)で電撃引退する可能性が浮上し、姉妹チームのRBに所属する角田裕毅(24)が今季残りレースで〝緊急昇格〟の目が出てきた。

ペレスは今季の大不振で更迭論が沸騰。夏季中断前に今季中の続投は決まったが、その後も低迷が続いており、解雇の噂はくすぶったままだ。

ペレスの母国メキシコで開催される舞台を前に、ドイツメディア「ワトソン」は「ペレスはチームの責任者たちから数か月間、批判されてきた。彼は来季の契約を結んでいるが、来年コックピットに座るかは不透明だ」とした上で「噂によると、ペレスは週末の母国メキシコシティーでのレースで引退する予定だという」と電撃引退説を報じた。

ペレスはメキシコの大企業が複数スポンサーに付いており、当然メキシコGPの目玉となるため、F1側がその開催が終わるまでは続投させるようレッドブルに〝要請〟したとの指摘も出ていた。母国凱旋を終えれば〝お役御免〟ということで、F1の舞台を去るとの観測が強まっているのだ。

レッドブルはドライバーズタイトルこそマックス・フェルスタッペンが首位を死守しているが、製造者部門ではマクラーレンに抜かれて2位に落ち、3位フェラーリにもわずか8ポイント差まで肉薄されている。タイトル死守へ不振のペレスを引っ張る余裕はなく、シーズン途中から即戦力の補強として可能なRBからの緊急昇格を検討しているというわけだ。

「オースティン(米国GP)では、レッドブルのヘルムート・マルコ博士が後継者候補を何度も強く称賛している。(リアム)ローソンがすぐに大きなコックピットを手に入れ、レッドブルでペレスの後継者となる可能性もある」と同メディアは指摘。ダニエル・リカルドの解雇に伴って、米国GPで正式にF1デビューを果たしたローソンは最後尾スタートから9位入賞の離れ業で衝撃を与えたことから、一躍有力候補になっている。

ただ、ほぼルーキーとも言えるローソンは経験や実績の少なさから、王者のマシンにいきなり乗せることはリスクが大きすぎるとの見方も。そうした点を踏まえて、同メディアは「ペレスが実際に辞任した場合、ローソンのチームメートである角田裕毅が、ポジションを上げてRBからレッドブルに移籍する可能性も十分にある」と指摘した。

来季昇格の場合は今季残りレースで角田とローソンの結果次第となるはずだったが、メキシコGP後の緊急昇格ならば経験の差で角田が優勢か。次戦は大一番となりそうだ。

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