ブームを持続できるか。ブレイキン男子でパリ五輪代表のＳＨＩＧＥＫＩＸ（半井重幸＝２２、第一生命保険）が２２日、神奈川・川崎市役所を表敬訪問し「５年、１０年前から考えると、本当に夢のような時代になっている」と競技を取り巻く環境の変化を実感した。
初採用となったパリ五輪では女子のＡＭＩ（湯浅亜実）が金メダルを獲得した。ＳＨＩＧＥＫＩＸも４位に入り、注目度が急上昇。ＳＨＩＧＥＫＩＸは「プレーヤーとして誰も成し遂げていないような成功をしっかり形にしていきたい」とさらなる活躍を誓った。
第一人者として競技の普及活動にも目を配っており「ブレイキンの持っている魅力が広がったら世の中が良くなるんじゃないかとか、そういった魅力や影響力を持っていけるように、可能性を広げていきたい」と力を込める。ブレイキン関係者も「彼が日本のブレイキンの先駆けですごい良かった。言葉を発する能力が高い。メディアなどの受け答えもしっかりしていて、いろんな人のことを思いながら答えている」と引き続き〝伝道師〟の役割に期待した。
２０２８年ロサンゼルス五輪では不採用となったが、今後もＳＨＩＧＥＫＩＸが競技の人気を高める上で重要な役割を担っていきそうだ。