WWEの第3ブランド「NXT」に加入した〝美しき狂気〟ジュリアが、新たにドリームチームをスタートさせた。
9月にマリーゴールドからWWEへと移籍し、NXT女子王者ロクサーヌ・ペレス&コーラ・ジェイドとの抗争に突入。日本時代のライバルでメキシコCMLLから殴り込んできたステファニー・バッケルと共闘して、27日(日本時間28日)のNXT「ハロウィーン・ハボック」(ペンシルベニア州ハーシー)では、ロクサーヌ&コーラとの遺恨タッグ戦が決まった。
22日(日本時間23日)放送のNXTでは、新コンビがついに発進。試合前にジュリアは、ステファニーとともにインタビューを受けた。「ステファニーと私が出会ったのは日本のリングだったね。もちろん友達ではなく敵同士。それが今じゃ、隣にいますよ。ここWWE・NXTに来て、何もかもが違う。それを私たちは今、一気に吸い込んでいるところ。そんな中で誰が信じられるかって、それは今まで激しく殴り合ってきて、同じ高い目標を持っている彼女しかいないでしょ」と、日本語でタッグ結成に至った理由を説明した。
中継で「インターナショナルドリームチーム」と紹介されたジュリア&ステファニーは、何とこの日のメイン戦に抜てきされ、フェイタル・インフルエンス(ジェシー・ジェイン&ファロン・ヘンリー)と激突。ジュリアが先発すると、観衆から「ジュリア! ジュリア!」のチャントが上がり、ファロンにはドロップキック、ジェシーには豪快なビッグブーツを叩き込んだ。メキシコ女子のエース・ステファニーにもチャントが起きて、ファンもドリームチームを歓迎する。
さらにジュリアとステファニーは、鮮やかな連係攻撃も披露。ファロンには同時にエルボードロップを落とし、大歓声を浴びた。だが、フェイタル・インフルエンスのセコンド、ジャズミン・ニックスが介入し、敵軍にペースを奪われてしまう。ジュリアが捕まり、ローンバトルを強いられたが、ジェシーにドロップキックを放って脱出。ステファニーとの合体キックをファロンにぶち込み、コンビネーションも抜群だ。
ここで再びジャズミンがエプロンに立ってジュリアを挑発すると、NXT女子北米王者のケラーニ・ジョーダンが現れ、ジャズミンを退治。思わぬ援軍を得たドリームチームは、ジュリアがジェシーに強烈なヘッドバットからニーアタックだ。最後はステファニーが変型牛殺しでジェシーを仕留め、快勝発進した。
試合後は2人でコーナーに上がり、会場のバルコニーにいたロクサーヌ&コーラを挑発。ジュリアは自身の「X」に「私たちのタッグチームが始まった。私たちは止まらないし、誰も止めることはできない」とポストし、ハロウィーン決戦で必勝を誓っていた。
NXTは「ABEMAプレミアム」にて視聴可能。