Infoseek 楽天

大谷翔平のMVPに異議 フィリーズ主砲が4本塁打、26打点の35歳を「満場一致」と主張

東スポWEB 2025年1月15日 17時3分

フィリーズの主砲、ニック・カステヤノス外野手(32)の〝爆弾発言〟が話題になっている。ドジャースの大谷翔平投手(30)が満票で選ばれた2024年のナ・リーグMVPの選考に異議を唱えたのだ。

今季、162試合にフル出場して打率2割5分4厘、23本塁打、86打点をマークし、チームの地区優勝に大きく貢献したカステヤノスは14日(日本時間15日)、ポットキャスト番組「JMベースボール」に出演。ここで「ホセ・イグレシアスが満場一致でナショナル・リーグのMVPだ」と発言した。

35歳のイグレシアスは昨オフ、メッツとマイナー契約を結び、5月31日にメジャー昇格。正二塁手に定着し、打率3割3分7厘、4本塁打、26打点の成績を残した。「カンデリータ」の名前で歌手デビューもしており、デビュー曲「OMG」は大ヒットし、昨夏のオールスター戦でも熱唱するなどムードメーカーでもあり、〝ミラクル・メッツ〟を支えた一人であることは間違いない。

ただ、出場は85試合にとどまっており、MLB史上初の「50本塁打―50盗塁」を達成した大谷と比べるにはさすがに無理があるのだが…。それでもカステヤノスは「チームの勝利に貢献するという上でMVPが最も重要だと考えれば、ホセ・イグレシアスほど大きな影響力を持つ選手はほかにいない。彼がチームに加わってラテンの輝きをもたらし、フランシスコ・リンドアの氷を叩きのめし、マーク・ビエントスが安心して三塁手としてプレーできるようになった。方向性を見失っているように見えた選手たちがプレーオフに進出し、街中からスタジアム内まであらゆるところに『OMG』のサインを掲げてここまでたどり着いた」と主張した。

一方、大谷の功績については「ドジャースが一つの方向に進んだのは彼のおかげかどうか分からない。だからといってショウヘイの活躍が記録に値しないとか、彼が素晴らしい選手ではないというわけではない。私がリームをスタートさせるならホセよりショウヘイを選ぶ。それには疑いの余地はない。私はバカではない」と十分認めているが「しかし、私が昨年野球を見た限りでは、ホセ・イグナシアスがナショナル・リーグMVPだ」と断言した。

この〝衝撃発言〟を受け、ドジャース専門サイト「ドジャース・ネーション」は「オフシーズンの最も馬鹿げた意見の一つ」とバッサリ切り捨てるなど波紋が広がっている。

この記事の関連ニュース