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イントラマートとB-Prost、「BIMs」をAPAC地域で販売開始

週刊BCN+ 2022年4月20日 17時4分

 NTTデータ イントラマート(イントラマート)とB-Prostは、最先端保険システムフレームワーク「BIMs」の販売をAPAC地域で開始する。

 BIMsは、保険会社が商品を対面/非対面(ウェブ)に関わらず、販売・保全する上で必要な共通機能のアプリケーション実装によって短期間・低コスト、さらに拡張性を実現する、Digital Process Automation Platform「intra-mart」を基盤としている。利用企業は、日本国内・APAC地域の最適な基幹システムの運用に加えて段階的なDX業務改革によってデジタルガバナンスが実現できる。

 昨今、急速に発展し続けるIT技術とともに保険業界ではデジタル・トランスフォーメーション(DX)の取り組みが促進されている。海外保険業界では、すでに多くの保険関連会社がAIを導入して業務・商材の最適化にあたる一方で、APAC地域の保険市場では適切な基幹システムの選択肢がないために長年古い基幹システムを利用し続けながらDXを推進している企業が多く存在している。また、欧米の基幹システムに切り替える企業にとっては、事業規模や特性が大規模のために機能の予算や開発コストが増大するといったケースも存在している。

 そこでB-Prostとイントラマートは、両社の強みを融合した最先端保険システムフレームワークBIMsを共同で展開していくとともに、海外を含めたビジネス拡大を視野に昨年資本提携を交わした。同サービスは、APAC地域に存在する、2500社を超える保険会社の約9割に適用が可能なサービス形態となっているだけでなく、急伸するTPA(Third Party Administrator)への適用も可能が見込まれる。

 今回、BIMsをAPAC地域に販売開始することによって、企業はAPAC地域事情に最適な構成、規模感の基幹システムを利用できるだけでなく、保険DXの推進が可能となる。さらにガバナンスの強化やコンプライアンス対応など、企業のデジタルガバナンスを実現することで多様化するリスクに合わせた新しい保険商品を素早く提供することができる。

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