ピーチ機内「マスク拒否」問題 降ろされた男性が反論「事前に案内なかった」

夕刊フジ / 2020年9月12日 17時21分

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マスク着用をめぐるトラブルがあったピーチ機(夕刊フジ)

 格安航空会社(LCC)、ピーチ・アビエーション機内で、乗客の男性がマスク着用を拒否し、客室乗務員を大声で威圧したなどとして、臨時着陸後に降ろされたトラブルで、乗客男性が「不当かつ誤った判断で降機を強いられた」と反論した。男性は夕刊フジの取材に応じ、ピーチ側の対応を批判した。

 7日に北海道の釧路空港から関西国際空港に向かうピーチ機の離陸前、客室乗務員が男性に新型コロナウイルスの感染防止策としてマスクの着用を求めたが、男性は拒否し、午後0時半の出発が約45分遅れた。

 飛行中も大声を出すなど威圧的な態度が続いたとして、機長が航空法の安全阻害行為に当たると判断、新潟空港に臨時着陸し男性を降ろした。関空には約2時間15分遅れで到着、乗客125人に影響が出た。

 男性は9日にツイッターのアカウントを開設し、「事前にマスク着用推奨や例外申請の案内のアナウンスはなかった」と投稿するなど、ピーチ側の問題点を指摘した。

 夕刊フジの取材に「乗務員からマスク着用の『お願い』を受けたが、『答えはノーです』と返答した。あくまで任意のお願いが、食い下がる形で複数回行われたことは妥当な対応ではない」と説明した。

 マスクを着用しなかった理由については「個人のプライバシーに関わる健康上の理由の詳細な開示は、当事者にとって大変な負担を強いる」と述べるにとどめた。乗務員には「理由の提示などが必要であれば書面で一筆書く」と付け加えていたという。

 飛行中の大声は「耳の聞こえが悪く、人より声が大きい時がある」と男性。威圧的とされた態度については「近くの乗客から不適切な発言を受け、正当な手段として第三者の客室乗務員に抗議した。『コックピットに詰め寄っている』との報道もあったが、乗務員の待機場所とコックピットの距離が近く、マスク越しの声が聞き取りにくいため距離が近づいた」と説明した。

 男性は新潟空港でピーチ機を降りたが、「契約終了とチケット払い戻しの署名を求められたが拒否した。今後の対応についてはピーチ側と話し合っている」と語った。

 ツイッターでは「ピーチ社以上に、動画を撮った傍観者、拍手を送った匿名の乗客者たちに、残念な気持ちを抱きました」ともつづっている。

 ピーチの広報担当者は「男性が運営するアカウントの存在は把握している」とした上で、「あくまで航空法に則り、最終的には機長が判断を下した」と回答した。

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