紀州のドン・ファン怪死 『動画』と『遺産』と『第3の女』 精神科医「かなり人に恨まれていた可能性が」

夕刊フジ / 2018年6月13日 16時56分

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埋葬された飼い犬の死因を調べるため、和歌山県警による捜索が行われた野崎幸助さん宅=7日午前、和歌山県田辺市(夕刊フジ)

 「紀州のドン・ファン」こと和歌山県田辺市の資産家、野崎幸助さん(77)の怪死をめぐり、事態は混迷の度合いを深めている。妻(22)と60代の家政婦のほかにも、野崎さんの周囲には複数の女の出入りがあったとの証言が浮上。遺産などカネにまつわる生臭い話も次々と出てきた。

 11日発売の「週刊現代」は妻の新たな発言を報じた。「GW中も社長(野崎さん)の愛人らしき人たちが何人も出入りしていた」といい、37億円とされた遺産は「何億かは入ると思いますけど、会社の経理の人も『会社を整理したとして10億ぐらいじゃない』と言っていました」。妻らしき人物が出演する「素人ナンパもの」の動画の存在を従業員が知り、野崎さんの態度が急変したとも伝えている。

 また、家政婦が昨年ごろから「社長が亡くなったら1000万円もらえるのよ」と近所の人に話していたともいう。

 一方、同日発売の週刊ポストは、今年に入って野崎さんから求婚されていた「もうひとりの花嫁候補」の存在を報じた。妻と結婚する直前まで連絡があったという。

 2013年ごろには野崎さんが結婚相手を探しているというメールが歌舞伎町や銀座のスカウトマンの間で出回り、成約すれば仲介者に1000万円の報奨金という情報がAV業界や風俗業界、暴力団関係者にも共有されていたとの関係者の証言を伝えている。

 野崎さんの周辺では女とカネをめぐるトラブルがいくつもくすぶっていたようだが、それらが怪死につながった可能性はあるのか。心理面から分析するのがヒガノクリニック院長で精神科医の日向野春総氏だ。

 「(野崎さんは)自殺ではないことは確かだが、事故の可能性も残る」としたうえで、「野崎さんのカネの稼ぎ方、貯め方にヒントがあるのではないか。金にモノを言わせるタイプだとしたら、かなり人に恨まれていた可能性がある。女の恨みである可能性もあるが、その場合は、別の人物が背後にいることも考えられる」とする。

 野崎さんの死因は「急性覚醒剤中毒」と判明したが、県警は5月6日に死んだ愛犬「イブ」の死骸を調べ、覚醒剤などの薬物が検出されないか分析を急いでいる。

 東京未来大学の出口保行教授(犯罪心理学)も「自殺や事故の可能性も完全に否定はできない」とし、「事件であったと考えても、薬物を使うというのは計画性が高いことをうかがわせる半面、なぜ生活時間帯にわざわざ自宅で殺害する必要があるのかなど不可解な点が多い」と話す。

 真相解明は長期化するのか。

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