巨人“ガラスのドラ1”再び 昨年の吉川尚に続き… 鍬原、キャンプ3軍スタート濃厚

夕刊フジ / 2018年1月12日 17時10分

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新人合同自主トレ開始と同時に別メニュー調整となった鍬原(手前)(夕刊フジ)

 なぜ壊れやすいものばかり集めてしまうのか。2月1日から宮崎で始まる巨人の春季キャンプは、2年連続でドラフト1位ルーキーが想定外の故障により1軍スタートならず。スカウトの調査能力をライバル球団から心配されるありさまだ。

 巨人は10日、都内で新年恒例の記者懇親会を開催。老川オーナーは冒頭の挨拶で“変化球”を繰り出し会場を驚かせた。

 報道陣に「みなさん方の紙面を通じて、明るい報道でファンに喜んでもらえるよう期待している」と呼びかけてから一転、「ということを言いながら、今朝の新聞を見ればドラ1の鍬原が…。『早くも巨人軍暗雲』という報道に接している」とぼやくと、何とも言えない笑い声が上がった。

 新人合同自主トレ初日の9日、ドラフト1位の鍬原拓也投手(21)=中大=がいきなり別メニュー調整に。初の春季キャンプは3軍でリハビリ組からのスタートが濃厚となった。

 故障の詳細を伏せる球団方針から「上半身のコンディション不良」とだけ発表されたが、中学時代から右肘に爆弾を抱える。昨夏にも状態が悪化し、昨秋東都リーグ戦はだましだましの投球。最後のシーズンを終え、年明けまで2カ月間も投球を控えていたが、回復は思わしくなかったか。

 昨秋ドラフトでは高校生スラッガーの清宮(早実高)、村上(九州学院高)を競合1位で続けて逃がし方針転換。即戦力右腕として鍬原を指名した。2位以降で投手の指名はゼロ。中大にパイプを持つ他球団の編成スタッフは「巨人は大丈夫? 余裕あるね。補強にメドが立っているのかな」と首をひねっていた。鍬原の患部の実態をよく知っていたからだ。

 巨人のドラ1の誤算は2年連続だ。2016年1位の吉川尚輝内野手(22)も昨年1月の新人合同自主トレ中に別メニューとなり、キャンプは3軍帯同。1年目の大半をファームで過ごした。こちらも外れの外れ1位だが、右肩の異状を把握していた複数球団が指名リストから外していた。

 貴重な上位指名で不測の事態を繰り返していては、現場を預かる高橋監督が世代交代に向けて打てる手も限られてくる。(笹森倫)

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