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財新の3月中国製造業PMIは50.1に上昇、予想上回る

ロイター / 2020年4月1日 13時18分

 4月1日、財新/マークイットが発表した3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1と、過去最低だった前月の40.3から上昇し、景況改善・悪化の分岐点となる50をかろうじて上回った。写真は中国で昨年10月撮影(2020年 ロイター/THOMAS PETER)

[北京 1日 ロイター] - 財新/マークイットが発表した3月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1と、過去最低だった前月の40.3から上昇し、景況改善・悪化の分岐点となる50をかろうじて上回った。

アナリスト予想の45.5も上回った。

ただ、景況改善はわずかにとどまり、新型コロナウイルスの世界的流行の中国経済への影響が大きいことが改めて示された。

中国国家統計局が31日発表した製造業PMIは52と、過去最低を記録した前月(35.7)から上昇し、景況拡大と悪化の分かれ目である50を予想外に上回った。[nL4N2BO0MP]

財新/マークイットのPMIは調査対象が小規模・輸出志向企業中心となっており、公的PMIよりも見劣りする形となった。

新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるため、中国では工場の閉鎖や移動制限といった措置が取られたが、国内企業の業務が再開し、人々の生活もゆっくりと正常に戻り始めている。

CEBMグループのマクロ経済分析部門ディレクター、鐘正生氏は指数とともに公表されたノートで「要約すれば、製造部門は3月に二重の圧力にさらされた。企業再開が不十分だったこと、および外需の悪化と国内消費者需要の軟化が生産拡大を抑えたことだ」と指摘した。

サブ指数をみると、生産指数が50.6と、過去最低だった2月の28.6から上昇。再稼働する工場が増えたことを受けた。

半面、需要は弱いままだ。全体の新規受注は2カ月連続で落ち込んでおり、多くの回答者は新型コロナ流行で企業が発注を遅らせたり、取り消したりしたと報告した。

新規輸出受注指数は依然として新型コロナ流行前の水準を大きく下回っている。

製造部門は3月に人員をさらに削減。ただ、削減ペースは前月よりも鈍化した。

販売価格も再び下落し、値下げ率は7カ月ぶりの大きさとなった。

一方、政府の景気刺激措置により、製造部門の信頼感は上昇した。

*内容を追加して再送します。

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