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BA、パイロット1130人解雇へ 乗務員大幅削減も検討

ロイター / 2020年5月1日 10時37分

 4月30日、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)傘下の英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を切り抜けるための経費削減の一環として、パイロットの4分の1を整理する方針だ。写真はロンドンで3月31日撮影(2020年 ロイター/Toby Melville)

[パリ 30日 ロイター] - インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG) 傘下の英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を切り抜けるための経費削減の一環として、パイロットの4分の1を整理する方針だ。BAが労組に送付した28日付の書簡をロイターが確認した。

BAは書簡で、機長と副操縦士合わせて4346人のうち1130人の解雇を検討していることを労組の英航空操縦士協会(BALPA)に通知した。客室乗務員1万6500人のうち「相当数」の人員削減も検討している。

BAの航空業務責任者は「短期間で状況はかなり悪化している。航空機乗客の需要が改善する明白な兆しは見られない」と述べた。

BAは取材に対し、人員削減計画についてコメントを控えた。この計画は最初にスカイニュースが伝えた。

同業の独ルフトハンザ と仏蘭エールフランスKLM は、政府が最終的な救済策を決めるまで人員削減を先送りしている。これに対しIAGは、国からの支援を受けずに1万2000人の削減を進め、残りの従業員3万人で生産性を向上させる異なる方向を目指している。 

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