NY証取の親会社ICE、第1四半期利益が予想上回る 取引急増で
ロイター / 2020年5月1日 14時16分
4月30日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)親会社のインターコンチネンタル取引所(ICE)が発表した第1・四半期決算は、利益が市場予想を上回った。写真はNYSE。ニューヨークで昨年6月撮影(2020年 ロイター/Mike Segar)
[30日 ロイター] - ニューヨーク証券取引所(NYSE)親会社のインターコンチネンタル取引所(ICE)
一時項目を除く1株利益は1.28ドルと、リフィニティブIBESがまとめた市場予想の0.04ドルを大幅に上回った。
純利益は6億5000万ドル(1株当たり1.17ドル)と、前年同期の4億8400万ドル(0.85ドル)から増えた。
売上高は22.7%増の16億ドル。ジェフリー・スプレッチャー最高経営責任者(CEO)は「不確実性が高い時期」にもかかわらず売上高が過去最高を更新するなど、史上最も好調な四半期決算になったと述べた。
NYSEは複数のフロアトレーダーとICEの従業員1人の新型コロナ感染が確認されたことを受け、取引フロアを一時的に閉鎖し、史上初の完全な電子取引に移行することを余儀なくされた。
スプレッチャー氏はアナリストとの電話会見で、3月23日のNYSEフロア閉鎖以降のデータは、フロアトレーダーの重要性を浮き彫りにしていると指摘。取引フロアで売買が行われている時は買い注文と売り注文の価格差(スプレッド)が狭まり、値決めの効率性が上がるため「市場参加者が1日当たり何百万ドルも節約できている」ことが明らかになったと述べた。
NYSEは時価総額が5億ドルを上回る株式の取引データをフロア閉鎖前の2月20日─3月20日の期間と閉鎖後の3月23日─4月15日の期間について分析。その結果、スプレッドは閉鎖前の平均が29.1ベーシスポイント(bp)だったのに対し、閉鎖後は41.6bpに拡大しており、フロアトレーダーがボラティリティーを抑える役割を果たしていたことが明らかになった。
スプレッチャー氏は、NYSEは現地当局と連携し、「適切な時期が到来し次第」取引フロアを再開すると述べた。
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