スペイン首相が自動車部門支援表明、日産の工場閉鎖決定受け

<description role="descRole:caption">　５月３１日、スペインのサンチェス首相は、日産自動車のバルセロナ工場閉鎖決定を受け、政府として国内自動車産業に対する支援策を打ち出すと表明した。写真は工場閉鎖に抗議する日産の従業員。バルセロナで撮影（２０２０年　ロイター／Albert Gea） </description>

［バルセロナ　３１日　ロイター］ - スペインのサンチェス首相は３１日、日産自動車<7201.T>のバルセロナ工場閉鎖決定を受け、政府として国内自動車産業に対する支援策を打ち出すと表明した。

日産は２８日、世界規模のコスト削減計画の一環として、３０００人の従業員を抱えるバルセロナ工場を閉鎖すると発表。従業員が激しい抗議行動を展開している。

サンチェス首相は記者会見で、政府は次回の閣議で自動車部門の競争力強化に向けた支援で合意するとともに、優遇税制や流動性改善の方法を提案すると述べた。

これより先、政府は工場の操業を継続するため別の提携先を模索する可能性があるとしていた。