バイデン氏、警察の監督機関設置を約束 黒人支持取り込みへ

米大統領選で民主党候補指名を確実にしたバイデン前副大統領は１日、デラウェア州で黒人指導者と面会し、大統領に就任すれば１００日以内に警察の監督機関を新設する考えを示した（２０１９年　ロイター/JIM BOURG）

［ウィルミントン（デラウェア州）　１日　ロイター］ - 米大統領選で民主党候補指名を確実にしたバイデン前副大統領は１日、デラウェア州で黒人指導者と面会し、大統領に就任すれば１００日以内に警察の監督機関を新設する考えを示した。

白人警官による黒人男性の暴行死事件を巡り全米では抗議活動が拡大しているが、バイデン氏はこの日、同州ウィルミントンの教会で黒人指導者らと会い、黒人社会からの支持を得られるよう努めることを約束した。

また、新型コロナウイルスの被害がより大きい黒人系やラテン系コミュニティーに対応する経済計画も近く発表すると表明。住宅や教育、融資などの対策を盛り込むとした。

バイデン氏は「経済再建策が制度的構造、制度的人種差別に対応することを確実にする」と述べた。

＊見出しを一部変更しました。