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ユーロ圏の回復の道筋はなお不透明=ECB専務理事

ロイター / 2020年7月1日 18時48分

 7月1日、欧州中央銀行(ECB)のパネッタ専務理事(写真)は、ユーロ圏経済は新型コロナウイルスのパンデミックによる危機を克服した可能性があるものの、長期的な回復は依然リスクにさらされているとの認識を示した。2019年9月、ローマで撮影(2020年 ロイター/Remo Casilli)

[フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)のパネッタ専務理事は1日、ユーロ圏経済は、新型コロナウイルスのパンデミックによる危機を克服した可能性があるものの、長期的な回復は依然リスクにさらされているとの認識を示した。

パネッタ氏は、世界的な成長の落ち込みが今後も欧州を圧迫し、不確実性が投資や消費を抑制し、脆弱な回復が転換困難なリセッションの力を生む可能性があると指摘。

ユーロ圏はこれまでのところ、新型コロナのショックを克服したようにみえるとする一方で、不確実性が高いため過去のパターンはあまり参考にならず、ポジティブな材料も割り引いて考える必要があると述べた。

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