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米失業率、年末時点でも10%上回る 回復に最大5年=SF連銀総裁

ロイター / 2020年7月2日 3時42分

7月1日、米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は、米国の失業率は自身の最善のシナリオの下でも年末時点で10%を上回る水準に高止まりし、新型コロナウイルス感染拡大前の水準回復には4─5年かかるとの見方を示した。 写真は2019年7月、サンフランシスコ地区連銀で写真撮影に応じるデイリー総裁(2020年 ロイター/Ann Saphir)

[1日 ロイター] - 米サンフランシスコ地区連銀のデイリー総裁は1日、米国の失業率は自身の最善のシナリオの下でも年末時点で10%を上回る水準に高止まりし、新型コロナウイルス感染拡大前の水準回復には4─5年かかるとの見方を示した。

デイリー総裁はワシントン・ポスト・ライブのオンラインプログラムで、「(新型ウイルス感染拡大に起因する)公衆衛生問題を感染拡大抑制策の実施、もしくはワクチン接種を通して制御できれば、実に素早く経済活動を再開できる」と指摘。回復には「4─5年かかる」としながらも、「経済に対する影響が根強ければ、長期化する恐れがある」と述べた。

ただ「新型ウイルスが米経済に及ぼす影響について向こう数カ月でより多くの情報が得られるようになる」と述べ、自身が描く最善のシナリオが現実のものになるか判断するのは時期尚早との見方を示した。

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