第2四半期の豪経常収支は177億豪ドルの黒字、予想上回る

　９月１日、豪連邦統計局が発表した第２・四半期の経常収支は、１７７億豪ドル（１３０億６０００万米ドル）の黒字となった。写真は２０１７年１１月、シドニー空港近くの物流施設で撮影（２０２０年　ロイター/David Gray）

［シドニー　１日　ロイター］ - 豪連邦統計局が発表した第２・四半期の経常収支は、１７７億豪ドル（１３０億６０００万米ドル）の黒字となった。中国からの堅調な資源需要と輸入の減少を背景に、黒字額は予想の１３０億豪ドルを上回った。ただ、中国との外交関係が悪化する中、先行き不透明感が高まっている。

第１・四半期の経常収支は９０億２０００万豪ドルの黒字に上方改定された。

新型コロナウイルスの影響で観光業が低迷し、留学生も減少する中、サービス部門の輸出は大幅に落ち込んだ。輸入も減少した。

輸出は第２・四半期国内総生産（ＧＤＰ）に１％ポイント寄与した。第２・四半期ＧＤＰは２日に発表されるが、記録的なマイナス成長が見込まれている。