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国連事務総長、新型コロナワクチン開発への資金援助を呼びかけ

ロイター / 2020年10月1日 13時33分

 国連のグテレス事務総長(写真)は30日、加盟国に対し、今こそ新型コロナウイルスワクチン開発に向けた国際的な取り組みに対する資金援助を始める時だ、と述べた。ニューヨークで9月撮影(2020年 ロイター/MIKE SEGAR)

[ニューヨーク/ジュネーブ 30日 ロイター] - 国連のグテレス事務総長は30日、加盟国に対し、今こそ新型コロナウイルスワクチン開発に向けた国際的な取り組みに対する資金援助を始める時だ、と述べた。

世界保健機関(WHO)とワクチンと予防接種のための世界同盟(GAVI)が立ち上げた国際協働の仕組み「Access to COVID-19 Tools Accelerator」(ACTアクセラレーター)とワクチン配分計画「COVAX」は、これまでに30億ドルの資金を調達したが、さらに350億ドルの資金が必要としている。

これらの取り組みは、2021年末までに20億本のワクチンを分配することや、2億4500万服の治療薬および5億個の検査器具の調達を目標に掲げている。

ドイツのメルケル首相は貧困国へのワクチン提供を援助するため、GAVIに対し1億ドルを拠出すると表明した。

米医薬品・日用品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J) のゴルスキー最高経営責任者(CEO)も、2021年半ばから低所得国に5億本のワクチン提供を開始すると確約している。

中国、ロシア、米国はこの枠組みに参加していない。WHO幹部によると、中国とは参加について協議を続けているという。米国はワクチン開発会社と独自に契約を行っている。

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