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メルケル独首相、警戒怠ればコロナ第3波襲来と警告

ロイター / 2020年12月1日 12時17分

 11月30日、ドイツのメルケル首相は警察当局者らとのオンライン討論会で、国民が今後数週間に警戒を怠れば新型コロナウイルス感染の第3波が襲来する可能性があると警告した。ベルリンで撮影(2020年 ロイター/Annegret Hilse/Pool)

[ベルリン 30日 ロイター] - ドイツのメルケル首相は30日、国民が今後数週間に警戒を怠れば新型コロナウイルス感染の第3波が襲来する可能性があると警告した。

ドイツは第2波封じ込めのため、11月2日から部分的なロックダウン(都市封鎖)を導入。新規感染者数は高止まりしながらも安定している。しかし当局者らは、進展は依然脆弱と指摘している。

首相は警察当局者らとのオンライン討論会に参加し、「冬季に極めて慎重にならなければ、次の感染の波が襲来することになる」と述べた。

また、メルケル氏はドイツキリスト教民主同盟の会合で、クリスマス休暇で帰省する人向けに一部自治体がホテルの営業を許可する計画であることに対し、強い反対を訴えた。会合の出席によると、全土の感染状況をさらに悪化させるリスクがあると警告したという。

11月の導入以降、部分的ロックダウンは強化されているが、1日当たりの感染者数は前週を上回っている。

公式統計によると、過去24時間にドイツで確認された新規感染者は1万1169人、累計は105万3869人、死者は125人増の1万6248人となっている。

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