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ミャンマーのスー・チー国家顧問らが拘束される=与党報道官

ロイター / 2021年2月1日 10時30分

2月1日、ミャンマーの与党国民民主連盟(NLD)の広報担当者は、アウン・サン・スー・チー国家顧問(写真)とNLD幹部が1日未明に拘束されたことを明らかにした。ヤンゴンで2020年7月代表撮影(2021年 ロイター)

[1日 ロイター] - ミャンマーの与党国民民主連盟(NLD)の広報担当者は1日、アウン・サン・スー・チー国家顧問とNLD幹部が拘束されたことを明らかにした。

ミャンマーでは、NLDが地滑り的勝利を収めた昨年11月の総選挙を巡り政府と国軍の対立が激化しクーデターの懸念が強まっていた。国軍は選挙で不正があったと主張している。1日は選挙後初めて、議会が召集される予定だった。

NLDの広報担当者はロイターの電話取材に、スー・チー国家顧問、ウィン・ミン大統領、その他幹部が「拘束された」と述べた。

「国民には早まった反応は控え、法に則り行動することを求める」と語り、自分自身も拘束される見込みだと続けた。

1日未明時点で首都ネピドーは電話がつながらない状態となっている。

国軍の報道官に電話でコメントを求めたが、回答はない。

あるNLDの議員は匿名を条件に、他に拘束されたのは同党の中央執行委員会メンバー、Han Thar Myint氏だと明らかにした。

国営放送局「ミャンマーラジオTV局(MRTV)」はフェイスブックへの投稿で、技術的な障害により放送できない状態だと明らかにした。

最大都市ヤンゴンの住民によると、同市ではインターネットや電話の接続に障害が発生している。

また、同市の市庁舎周辺に兵士が配備されていたとの目撃情報もある。

長年にわたり自宅軟禁下に置かれていたスー・チー氏は2015年の総選挙でNLDが勝利したことを受け、事実上の政権トップである国家顧問に就任した。ミャンマーの民主化に取り組み、ノーベル平和賞を受賞した。

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