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ポーランド、非常事態宣言を検討 ベラルーシからの不法移民対策

ロイター / 2021年9月1日 12時57分

 ポーランド政府は31日、ベラルーシから多数の不法移民が流入していることを受けて、30日間の緊急事態宣言の発令をドゥダ大統領に正式に要請した。写真はポーランドがベラルーシとの国境に設置したフェンス。ポーランドの村ノミキの近くで26日撮影(2021年 ロイター/Kacper Pempel)

[ワルシャワ 31日 ロイター] - ポーランド政府は31日、ベラルーシから多数の不法移民が流入していることを受けて、30日間の緊急事態宣言の発令をドゥダ大統領に正式に要請した。

対象地域は、ベラルーシと国境を接するポドラシェ県とルブリン県の一部。

ドゥダ大統領がいつ要請に応じるかは不明だが、要請に応じるとみられている。非常事態宣言の発令は、共産主義政権の崩壊後で初となる。

同国は、ベラルーシ経由で流入するイラクやアフガニスタンの移民の流入を阻止するため、先週、国境に有刺鉄線の設置を開始。

モラウィエツキ首相は、ベラルーシが意図的に移民をポーランドに流入させていると繰り返し非難しているが、人権団体は、国境付近で足止めされている移民に対する人道支援を拡大すべきだと訴えている。

同首相は会見で「ベラルーシとの国境は危機的状況にある」と表明した。

西側諸国は、ルカシェンコ大統領が勝利したベラルーシ大統領選で不正があったと主張。欧州連合(EU)はベラルーシに経済制裁を発動し、ベラルーシが「ハイブリッド戦争」の形で意図的にポーランド、ラトビア、リトアニアに不法移民を送り込んでいると非難している。

緊急事態宣言が発令されれば、政府は非政府組織(NGO)も含めて人の移動を制限できる。NGOは政府の方針を強く批判している。

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