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ユーロ圏製造業PMI改定値、9月は58.6 供給制約がネックに

ロイター / 2021年10月1日 17時50分

 10月1日、 IHSマークイットが発表した9月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は58.6と、高水準を維持した。独ウォルフスブルクの自動車往生で2020年4月代表撮影(2021年 ロイター)

[ロンドン 1日 ロイター] - IHSマークイットが1日発表した9月のユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は58.6と、高水準を維持した。

ただ、サプライチェーンの目詰まりが大打撃となり、インフレ圧力が高止まりしている。

速報値は58.7、8月は61.4だった。

生産指数は55.6と、8月の59.0から低下。PMIは50が好不況の分かれ目となる。

IHSマークイットのチーフ・ビジネス・エコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「ユーロ圏の製造業は9月も力強いペースで拡大したが、伸びは著しく鈍化した。生産者はサプライチェーンの逆風が強まっていると報告している」と指摘。

「供給面の問題が、引き続き欧州の多くの製造業に大損害を与えている。過去四半世紀近く例のない比率で、遅れや不足が報告されており、目先、改善の兆しは全く見えない」と述べた。

供給面の制約で原材料コストは上昇。投入価格指数は86.9と、8月の87.0からほとんど変わっていない。

ただ、企業はコスト上昇分の一部を顧客に転嫁しており、産出価格指数は、夏季に記録した過去最高水準に迫った。

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