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豪首相が「うそをついた」、潜水艦計画撤回に仏大統領が再び不満

ロイター / 2021年11月1日 9時55分

 11月1日、マクロン仏大統領(写真)は、オーストラリアが9月にフランスと進めていた潜水艦開発計画を破棄したことについて、モリソン豪首相にうそをつかれたと述べ、両国間の信頼回復に一層の取り組みが必要との認識を示唆した。10月31日、ローマで撮影(2021年 ロイター/Remo Casilli)

[シドニー 1日 ロイター] - マクロン仏大統領は、オーストラリアが9月にフランスと進めていた潜水艦開発計画を破棄したことについて、モリソン豪首相にうそをつかれたと述べ、両国間の信頼回復に一層の取り組みが必要との認識を示唆した。

マクロン、モリソン両氏はローマで開かれた20カ国・地域(G20)首脳会議に出席。オーストラリアが米英と新たな安全保障の枠組み「AUKUS(オーカス)」を創設し、フランスとの潜水艦開発計画を破棄して以降、初の対面となった。

マクロン氏は豪メディアの記者団に対し、豪州には大いに敬意を抱いていると強調し、敬意を抱いている相手には誠実で一貫性のある行動が必要だと説明。モリソン首相にうそをつかれたと思うかとの質問には「そう思うのではなく、そうだと知っている」と回答した。

モリソン氏はその後に開かれた記者会見で、うそはついておらず、マクロン氏には、従来型潜水艦ではもはや豪州のニーズは満たされないと過去に説明していたと語った。関係修復のプロセスは始まったとした。

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