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仏大統領選、反移民・反イスラムの極右評論家が出馬 国を「救う」と主張

ロイター / 2021年12月1日 12時22分

来年4月のフランス大統領選に向けて、反移民や反イスラムの極右的主張で知られる著名評論家エリック・ゼムール氏(63)が30日、正式に出馬表明した。写真は19日、ロンドンで撮影(2021年 ロイター/Tom Nicholson)

[パリ 30日 ロイター] - 来年4月のフランス大統領選に向けて、反移民や反イスラムの極右的主張で知られる著名評論家エリック・ゼムール氏(63)が30日、正式に出馬表明した。現職のマクロン氏が再選を目指すが、ゼムール氏はまず、支持層が重なる極右政党、国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン氏の最有力ライバルとなる。

ゼムール氏は元ジャーナリストで、人種憎悪をあおったとして有罪判決を受けた経歴がある。

ソーシャルメディアに投稿した出馬表明の動画では、フランスを衰退と、多数派を抑圧する少数派から救うと主張した。

世論調査では同氏の支持率は最近まで急上昇し、ルペン氏を破って決選投票に進むとの予測調査も複数出ていた。ただ、直近では人気に陰りも見える。同氏が最近も繰り広げている余りに過激な言動を嫌って有権者が離れているとの見方もある。

現状ではマクロン氏が決選投票で勝利するとの予想が強い。

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