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為替円安「より緊張感高い状況」、急激な動きを懸念=神田財務官

ロイター / 2023年11月1日 9時6分

 11月1日、神田真人財務官は1日、足元の為替円安に対し「より高い、緊張感の状況になっている」と述べた。写真は都内の財務省で2022年1月撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)

Takaya Yamaguchi

[東京 1日 ロイター] - 神田真人財務官は1日、足元の為替円安に対し「より高い、緊張感の状況になっている」と述べた。投機的な動きを背景とする急激な動きを懸念しているとの認識も示した。財務省内で記者団に語った。

神田財務官は「為替が年初来25円近く動いている」としたうえで、足元の動きについて「短い間に数円動いている。ファンダメンタルズは一晩で何円も動くものではない」と指摘。「一方的で、急激な動きには大きく懸念をしていて、過度な変動に対してはあらゆる手段を排除せず、適切な行動をとっていきたい」と述べた。

円買い介入を含めた為替対応については明言を避ける一方、「あらゆる手段を含めてということだ」とした。足元の動きの背景について「一番大きいのは投機だと思っている」との認識も示し、いまはスタンバイの状況かとの質問に「スタンバイです」と応じた。具体的対応を巡っては「いつ何をするかは申し上げられない。総合的に判断して、マーケットの状況を緊張感をもってみているなかで判断すること」とした。

神田財務官は10月の介入実績を念頭に「ゼロであったのは事実」と語った。ただ、「それをどう判断するかは私が判断することではない。今後も介入するかしないかについて、言うとも言わないとも限らない」とも述べた。

日銀の金融政策を巡り「物価目標に対して、為替の変動が大きく影響を与えているのは事実という観点から、日銀も為替を注視しているのではないか」との見方が市場にあると指摘したうえ、「日常的に、日銀を含め、各国通貨当局とは緊密に意思疎通を図っている。金融政策の具体的なやり方については日銀が決めることになっており、政策会合の判断を尊重することに尽きる」との考えも述べた。

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