米政権高官、議会でイスラエル支援要請　傍聴者が反戦訴え中断

ロイター / 2023年11月1日 10時53分

１０月３１日、米上院歳出委員会の公聴会で、ブリンケン国務長官とオースティン国防長官がイスラエル支援などを盛った予算案への支持を訴えた。だが、一部の傍聴者がパレスチナ自治区ガザでの「大量虐殺」を米政府が支持しているなどと非難し、何度も中断される事態となった。写真は反戦を訴える人が退席させられる様子（２０２３年　ロイター／Kevin Lamarque）

Patricia Zengerle　Phil Stewart　Simon Lewis

[ワシントン３１日ロイター] - 米上院歳出委員会の公聴会で３１日、ブリンケン国務長官とオースティン国防長官がイスラエル支援などを盛った予算案への支持を訴えた。だが、一部の傍聴者がパレスチナ自治区ガザでの「大量虐殺」を米政府が支持しているなどと非難し、何度も中断される事態となった。

公聴会が始まると、戦争に反対する一部の傍聴者が赤く染めた手を挙げた。「今すぐ停戦を」、「ガザの子どもを守れ」、「大量虐殺への資金提供停止を」などと叫び、議会警察によって退席させられた。

ブリンケン氏は抗議の声に応じなかったが、公聴会後に停戦の可能性を問われると「（イスラム組織）ハマスがやってきたことを単に固定化するだけで、先日の行為を繰り返す可能性がある」と述べた。一方、人道的な戦闘一時停止は検討しなければならないとした。