午前のドルは151円前半、介入警戒で上値重く 短期筋が利食い
ロイター / 2023年11月1日 11時29分
11月1日、午前のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(151.67/70円)から小幅安の151円前半で推移している。写真は日本円と米ドルの紙幣。北京で昨年9月撮影(2023年 ロイター/Florence Lo)
[東京 1日 ロイター] - 午前のドルは、前日のニューヨーク市場終盤(151.67/70円)から小幅安の151円前半で推移している。政府・日銀による為替介入への警戒感から、ドルの上値は重い。
ドルは朝方からじり安で推移。短期筋による利益確定の動きや神田真人財務官による円安けん制発言を受けて、ドル売り/円買いが優勢となった。
仲値にかけては実需の売り買いが交錯。「ドルを買えていない国内輸入企業がある一方で、国内輸出企業は売り急ぐ様子はなく、(ドルは)下がりにくい」(国内銀行セールス)との声が聞かれた。
前日の海外市場でドルは一時151.74円付近と1年ぶりの高値まで上昇。日銀金融政策決定会合で長短金利操作(イールドカーブ・コントロール、YCC)運用の再柔軟化が決定されたものの、「事前報道以上の変更がなかったことや植田和男日銀総裁の会見もみても、日銀が正常化に向けて動くという印象はなく、安心感から円売りが強まった」と、SBIリクイディティ・マーケットの金融市場調査部長、上田真理人氏はみる。
今晩の米連邦公開市場委員会(FOMC)では政策金利の据え置きが予想されている。ただ、「米連邦準備理事会(FRB)のタカ派姿勢を再確認し、週末に発表される米雇用統計が底堅い内容となれば、ドル買いとなり、昨年の高値(151.94円)付近を抜ける可能性がある」(三井住友銀行のチーフストラテジスト、宇野大介氏)との声が聞かれた。
ユーロ/円は159.97円付近と上昇が一服。前日には一時160.83円付近と、15年ぶりの高値を付ける場面があった。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1物議醸す「ダイドー株売却」の内幕を丸木氏語る 大幅増配公表直後で批判を向けられた物言う株主
東洋経済オンライン / 2024年7月19日 18時0分
-
2セキュリティーソフト世界シェア1位があだ…ウィンドウズ障害、「過去最大規模」の見方も
読売新聞 / 2024年7月20日 6時45分
-
3マクドナルド、休業店の半数再開=マイクロソフト障害は「無関係」
時事通信 / 2024年7月19日 21時37分
-
4システム障害、影響続く=航空便、正常化に数日
時事通信 / 2024年7月20日 9時40分
-
5松屋×松のや「ワンコイン朝食」でいいとこ取りな朝 値上げ後でも工夫次第でお安く美味しく楽しめる
東洋経済オンライン / 2024年7月20日 7時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください