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豪利上げ間近の見方強まる、住宅価格上昇とIMFリポート受け

ロイター / 2023年11月1日 13時20分

 11月1日、国際通貨基金(IMF)は、対豪年次協議後にまとめたスタッフリポートで、オーストラリア準備銀行(中央銀行)はインフレを目標水準に低下させ、インフレ期待を抑制するためにさらなる金融引き締めが必要との見解を示した。写真はシドニーのオーストラリア準備銀行。2016年5月撮影(2023年 ロイター/Jason Reed)

[シドニー 1日 ロイター] - 1日の金融市場で、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が近く追加利上げを行うとの見方が強まった。住宅価格が最高値付近まで回復したことを示すデータが発表されたほか、国際通貨基金(IMF)がインフレ抑制のために金融政策の引き締めを提言したことを受けた。

中銀が7日の理事会で金利を0.25ポイント引き上げ、4.35%にする確率が70%近くに達した。

不動産コンサルティング会社コアロジックが公表した10月の豪住宅価格は前月比0.9%上昇し、前月の0.7%(改訂値)から伸びがやや加速。11月にも最高値を更新するとみられている。

CBAのオーストラリア経済担当責任者、ガレス・エアード氏は「不動産価格の好転には目を見張るものがある」と述べた。

IMFは対豪年次協議後にまとめたスタッフリポートで、豪中銀はインフレを目標水準に低下させ、インフレ期待を抑制するためにさらなる金融引き締めが必要との見解を示した。

豪国内のインフレ鈍化は緩慢でコアインフレは依然として粘着的だと指摘した。その上で「2025年までにインフレ率を目標レンジに回帰させ、インフレ期待が抑制されなくなるリスクを最小化するため、金融政策のさらなる引き締めを推奨する」とした。

豪中銀は昨年5月以降に計400ベーシスポイント(bp)の利上げを実施し、政策金利は11年ぶり高水準の4.1%に達した。過去4カ月は据え置きを決定したが、インフレが高止まりするとともに、個人消費も底堅さを示している。

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