午前の日経平均は大幅続伸、日銀会合通過後の買い戻し継続
ロイター / 2023年11月1日 12時9分
11月1日、午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比616円77銭高の3万1475円62銭と大幅に続伸した。写真は都内にある東京証券取引所で2020年10月撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 1日 ロイター] - 午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比616円77銭高の3万1475円62銭と大幅に続伸した。前日に日銀の金融政策決定会合を大きな波乱なく通過し、安心感から買い戻しが強まった。円安や米株高が好感され、上げ幅は一時700円に拡大した。 日経平均は452円高でスタートした後も上げ幅を拡大し、一時700円20銭高の3万1559円05銭まで上昇した。市場では「上向きの200日移動平均線(3万0380円付近)を割り込まなかったことで、日銀会合を警戒したショートの買い戻しが強まった」(東海東京調査センターの中村貴司シニアストラテジスト)との声が聞かれた。 幅広く買われ、東証33業種のうち32業種が上昇し、プライム市場の8割近くが値上がりした。円安や米株高を支えに輸出関連、景気敏感株が堅調だったほか、決算などを手掛かりに個別物色も活発だった。午後にはトヨタ自動車が決算発表を予定しており、関心が寄せられている。 目先は3万1460円付近を通る25日線が上値抵抗線として意識される。「200日線と75日線(3万2160円付近)のレンジから抜け出ておらず、上抜けるには海外の不透明要因の霧が晴れることが必要」(東海東京の中村氏)との見方もある。米国でのイベントを控え、午後には模様眺めになりやすいともみられている。 米国では日本時間の今夜に財務省の四半期定例入札の発表を、同あす未明に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を米を控えている。 TOPIXは2.15%高の2302.13ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆5320億4700万円だった。東証33業種では、値上がりは輸送用機器や証券、精密機器など32業種で、値下がりは水産・農林の1業種だった。 決算が好感された村田製作所や三菱電機が大幅高となったほか、業績公表を午後に控えるトヨタがしっかり。一方、業績見通しを下方修正したアドバンテストは軟調。日本ハム、日本航空はさえなかった。 東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1282銘柄(77%)、値下がりは344銘柄(20%)、変わらずは31銘柄(1%)だった。
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