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トヨタの今期、営業益4.5兆円に上方修正 円安や値上げが押し上げ

ロイター / 2023年11月1日 15時13分

トヨタ自動車は1日、2024年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を上方修正し、営業利益を3兆円から4兆5000億円に引き上げた。写真はトヨタのロゴ。ニューヨークで4月撮影。(2023年 ロイター/David 'Dee' Delgado/Archivo)

Maki Shiraki Nobuhiro Kubo

[東京 1日 ロイター] - トヨタ自動車は1日、2024年3月期の連結業績予想(国際会計基準)を上方修正し、営業利益を3兆円から前年比65.1%増の4兆5000億円に引き上げた。円安が1兆1800億円押し上げ、もともと最高益だった見通しが大きく上振れる。

IBESがまとめたアナリスト24人による予想平均値4兆0111億円を上回った。

売上収益は38兆円から同15.7%増の43兆円に、純利益は2兆5800億円から同61.1%増の3兆9500億円に上方修正した。

通期の世界販売計画は1138万台のまま据え置いたが、資材高騰が収まりつつあること、自動車の値上げなども営業増益に寄与する。

会見した宮崎洋一副社長は、通期の生産計画1010万台を維持したものの、「少し上目で来られている」と述べ、上振れる可能性を示唆した。一方、中国経済の低迷がタイなど他の市場に波及するリスクにも言及した。

前提為替レートは1ドル=125円から141円に、1ユーロ=135円から152円に見直した。

電動車の販売見通しは、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車を積み増し、384万3000台から386万8000台に引き上げた。電気自動車は競争が激化する中国市場での苦戦を反映し、20万2000台から12万3000台に減らした。

トヨタはこの日、1000億円を上限とする自社株買いも発表した。

23年4─9月期の連結営業利益は、前年同期比2.2倍の2兆5592億円だった。売上収益は同24.1%増の21兆9816億円、純利益は同2.2倍の2兆5894億円だった。

半導体不足が改善し、自動車の生産と販売が回復した。円安も寄与した。

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