中国の解振華・気候変動特使、12月で引退 後任は劉振民氏＝政府筋

中国の解振華・気候変動問題担当特使（写真）が今年１２月で引退することが明らかになった。昨年１１月撮影。（2023年　ロイター/Mohamed Abd El Ghany/File Photo）

Muyu Xu　David Stanway

［１日　ロイター］ - 中国の解振華・気候変動問題担当特使が今年１２月で引退することが明らかになった。政府関係者が確認した。

ドバイで年内に開く第２８回国連気候変動枠組み条約締約国会議（ＣＯＰ２８）の終了後に引退する。

後任は中国外務次官や国連事務次長を務めた劉振民氏。

解氏は今月７４歳になるベテランで、国家環境保護総局長や国家発展改革委員会副主任などを歴任。カリフォルニア・中国気候研究所の設立にも尽力した。

複数の専門家は、米国の気候変動担当特使を務めたトッド・スターン氏と解氏の個人的な関係が、世界の二大温室効果ガス排出国である米中の合意と２０１５年のパリ協定採択に寄与したと指摘している。