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スイス中銀、一段の利上げの可能性排除せず=ジョルダン総裁

ロイター / 2023年11月2日 0時21分

スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のジョルダン総裁は1日、ベルンで開催された年次会合で政府に対し、一段の利上げを可能性を排除しないと述べた。3月撮影(2023年 ロイター/Denis Balibouse)

[ベルン 1日 ロイター] - スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のジョルダン総裁は1日、ベルンで開催された年次会合で政府に対し、一段の利上げを可能性を排除しないと述べた。

スイス中銀は9月の政策決定会合で、政策金利を1.75%に据え置くと決定。据え置きは2022年3月以来で、ジョルダン総裁は「様子見」局面に入ったと述べたが、物価動向次第で利上げする姿勢も示していた。

ジョルダン総裁はこの日の年次会合で、中銀目標(0─2%)を超える水準にあったインフレ率は9月に1.7%に低下したが、中銀は引き続き行動を起こす用意があると表明した。

政府は会合後に発表した声明で「インフレ圧力のわずかな低下に加え、スイスフラン相場の上昇を背景とした金融の引き締まりを受け、中銀は9月に様子見姿勢を取った。ただ、中期的な物価安定に向け、一段の利上げが必要となる可能性は排除されていない」とした。

ジョルダン総裁はこれとは別にベルンで開かれたイベントで、中銀は金融政策の次の動きを決定する前に、数点の不確定要素を考慮しながら様子見姿勢を取っていると発言。同時に、必要に応じて行動する用意があるとし、「インフレ圧力が再び高まれば、一段の金融引き締めを実施することをためらわない」と述べた。

スイス中銀の次回決定会合は12月14日。

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