1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

英、AIの安全性巡る国際宣言発表 米中EUなど参加

ロイター / 2023年11月2日 0時32分

英政府は1日、ロンドン近郊のブレッチリー・パークで始まった人工知能(AI)安全サミットで、AIの安全性に関する国際的な取り組みの強化を目指した宣言「ブレッチリー宣言」を発表した。(2023年 ロイター/Leon Neal)

[ロンドン/ブレッチリー・パーク/ワシントン 1日 ロイター] - 英政府は1日、ロンドン近郊のブレッチリー・パークで始まった人工知能(AI)安全サミットで、AIの安全性に関する国際的な取り組みの強化を目指した宣言「ブレッチリー宣言」を発表した。米国と中国を含む28カ国と欧州連合(EU)が合意した。

宣言は懸念されるリスクを特定して科学的理解を深めることと、リスクを軽減するための国を超えた政策構築の2本柱で「フロンティア(最先端)AIの能力を開発する民間の主体による透明性の向上と共に、適切な評価基準、安全性テストのツール、関連する公共部門の能力と科学的研究の開発が含まれる」と盛り込んだ。

フロンティアAI技術の開発主体による悪影響を及ぼす恐れがある能力を評価、監視、緩和する計画に関し、透明性と説明責任を持たせるように推奨している。

英国は宣言に付随した声明で「宣言はフロンティアAIの安全性と研究に関する国際的な協力、特に科学面での連携の拡大を通じてリスクやチャンス、今後のプロセスに関して合意と共有の責任を確立するというサミットの主要な目標を達成する」と表明した。

スナク英首相は宣言について「世界のAI大国がAIのリスクを理解することの緊急性に合意した画期的な成果であり、私たちの子孫の長期的な未来を確かにする助けとなる」と訴えた。

レモンド米商務長官はAI安全サミットで、政府だけでなく民間セクターの協力が不可欠としたほか、米英機関が正式なパートナーシップを確立するとした。

中国科学技術省の呉朝暉次官はサミットの冒頭で「中国はAIの安全性に関してあらゆる方面との対話およびコミュニケーションを強化し、幅広いコンセンサスを必要とするガバナンスの枠組みにおいて、世界的な参加による国際的なメカニズムに貢献することを望む」と指摘。「国の規模に関係なく、各国はAIを開発・活用する平等な権利を持っている」とした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください