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日経平均は小幅反落、米ハイテク株安が重し 一進一退で方向感欠く

ロイター / 2023年12月1日 15時34分

 12月1日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比55円38銭安の3万3431円51銭と、小幅に反落して取引を終えた。写真は2015年12月、都内で撮影(2023年 ロイター/Toru Hanai)

Noriyuki Hirata

[東京 1日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比55円38銭安の3万3431円51銭と、小幅に反落して取引を終えた。米国で金利が上昇したことやハイテク株が下落したことが嫌気され、国内でも半導体関連などハイテク株の一角が売られた。もっとも、指数はプラスに転じる場面もあり、方向感のない値動きとなった。

日経平均は前営業日比50円高と小高くスタートしたが、上げ幅は64円で打ち止めとなり、短時間でマイナスに転じた。アドバンテストなどの半導体関連株や村田製作所など電子部品、ソフトバンクグループといった、指数寄与度の大きいハイテク株が軟調だった。

もっとも、下値では押し目買いが入り、下げ幅はも89円と限られた。個別材料を手掛かりにした物色がみられたほか、円高が一服する中、自動車株はしっかりだった。

午後にかけ、前日終値を挟んだ狭いレンジでの一進一退が続いた。市場では「手掛かりが少ない中で、方向感が出ていない」(水戸証券の酒井一チーフファンドマネージャー)との受け止めが聞かれた。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の発言機会が予定されており、様子見姿勢もあったとみられている。

高値警戒感がくすぶる中で年初来高値を上回るような材料が不足しているものの、米国の利上げ終了への思惑は根強い。目先の売り材料も見当たらず「ネガティブサプライズが起きなければ、年末ムードが高まる中で、年内は楽観的な買われ方をするかもしれない」と、酒井氏はみていた。

TOPIXは0.32%高の2382.52ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.32%高の1225.90ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆4666億9600万円だった。東証33業種では、値上がりは卸売や倉庫・運輸関連、輸送用機器など22業種で、値下がりはサービスや精密機器、情報・通信など11業種だった。

キーエンスやエムスリーが軟調。東京エレクトロンは小安かった。一方、豪社の買収や自社株買いなどを発表したセブン&アイHLDGは一時7%超高に上昇した。トヨタ自動車、伊藤忠商事はしっかりだった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が2.22%安の700.75ポイントと、続落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが761銘柄(45%)、値下がりは844銘柄(50%)、変わらずは53銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 33431.51 -55.38 33537.44 33,397.42─3

3,551.57

TOPIX 2382.52 +7.59 2385.23 2,377.75─2,

387.67

プライム市場指数 1225.90 +3.92 1227.10 1,223.52─1,

228.56

スタンダード市場指数 1163.06 -1.96 1166.39 1,162.77─1,

166.59

グロース市場指数 892.09 -18.84 908.92 892.09─908.

92

グロース250指数 700.75 -15.90 714.72 700.75─714.

72

東証出来高(万株) 136318 東証売買代金(億円 34666.96

)

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