米財務長官、ウクライナ支援巡る取り組み強調 ＥＵ高官と会談

　１月３１日、イエレン米財務長官（写真中央）は、欧州連合（ＥＵ）高官に対して、バイデン政権は１１８億ドルのウクライナ向け予算の議会承認を得るため取り組んでいると強調した。写真左は欧州委員会のベステアー上級副委員長、右は同ドムブロフスキス副委員長。ワシントンで撮影（２０２４　ロイター／Joshua Roberts）

David Lawder

[ワシントン ３１日 ロイター] - イエレン米財務長官は３１日、欧州連合（ＥＵ）高官に対して、バイデン政権は１１８億ドルのウクライナ向け予算の議会承認を得るため取り組んでいると強調した。

イエレン氏は首都ワシントンで欧州委員会のベステアー上級副委員長とドムブロフスキス副委員長と会談。「ウクライナ支援を提供するため議会は迅速に行動しなければならない」と述べ、「行動を怠れば、プーチン大統領に勝利を手渡すことになり、ウクライナだけでなく、われわれの集団安全保障にとって想像できないような結果をもたらす」と懸念を示した。

ベステアー氏は、米国とＥＵがウクライナ支援で強固なパートナーシップを維持し、双方のウクライナに対する関心が変わるという期待をプーチン大統領に与えないことが不可欠だと述べた。

さらに、欧米が２０２２年以降行った５４０億ドルを超えるウクライナ支援は同国の汚職撲滅の点で実を結びつつあると強調した。