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ノバルティス、第4四半期は調整後純利益が市場予想下回る

ロイター / 2024年2月1日 13時16分

 スイスの製薬大手ノバルティスが31日発表した2023年第4・四半期決算は、調整後純利益が前年同期比6%増となったが、市場予想を下回った。写真は同社のロゴ。スイス・シュタインの同社工場で2017年10月撮影(2024年 ロイター/Arnd Wiegmann)

Ludwig Burger

[フランクフルト 31日 ロイター] - スイスの製薬大手ノバルティスが31日発表した2023年第4・四半期決算は、調整後純利益が前年同期比6%増となったが、市場予想を下回った。経費が予想より膨らんだことが原因。

第4・四半期のコア純利益は、最近投入した医薬品の販売が追い風となり31億3000万ドルに増えたが、LSEGがまとめたアナリスト予想平均の約33億ドルには届かなかった。

第4・四半期の売上高の伸びは、主力の心不全治療薬「エントレスト」、多発性硬化症治療薬「ケシンプタ」、乳がん治療薬「キスカリ」がけん引した。一方で前立腺がん治療薬「プルビクト」、脊髄性筋萎縮症の遺伝子治療用製品「ゾルゲンスマ」の売上高は市場予想を下回った。

今年通期の調整後営業利益は、伸び率を1桁台後半とする見通しを示した。

中期見通しでは、2027年まで為替変動の影響を除く売上高の伸び率を年5%とする従来予想の期間を2028年までに延長した。

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