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国連安保理、北朝鮮への武器供与巡り対立 中国も米に反論

ロイター / 2024年7月1日 9時7分

 国連安全保障理事会は6月28日、ロシアがウクライナ戦争で北朝鮮から調達したミサイルなどを使用しているとされる問題で会合を開いた。3月25日、ニューヨークの国連本部で撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

Michelle Nichols

[国連 28日 ロイター] - 国連安全保障理事会は28日、ロシアがウクライナ戦争で北朝鮮から調達したミサイルなどを使用しているとされる問題で会合を開いた。

米英仏はロシアが北朝鮮との武器取引を禁じる制裁決議に違反していると非難した一方、ロシアのネベンジャ国連大使はこれを「全くの虚偽」と否定。中国とロシアは、米韓合同軍事訓練が北朝鮮を刺激していると主張した。

また、米国は中国に対し、地域と世界の安全保障を守るために北朝鮮とロシアと影響力を行使し、ロ朝の「危険度を増す軍事協力」を終わらせるべきだと呼びかけた。

一方、中国はロシアの行動を非難しないことで北朝鮮を支援しているという米国の非難に強く反論。中国の耿爽国連副大使は「朝鮮半島情勢の緊迫が続いているのはなぜか。米国は自らの行動を深く省みるべきだ」と述べた。

ロシアのプーチン大統領は先週、北朝鮮で金正恩朝鮮労働党総書記と会談し、一方が武力侵略に直面した場合、あらゆる軍事的支援を遅延なく提供すると定めた「包括的戦略パートナーシップ条約」に署名した。

ネベンジャ氏は、日米英仏韓が招集した今回の会合について、「自分たちの破壊的な行動から注意をそらすために、根拠のない非難を流布しようとしている」と指摘。「北朝鮮との協力は建設的で合法的なもので、特別に重要だ。米国やその同盟国の軍事活動とは異なり、誰かを脅かすものではない」と語った。

北朝鮮のキム・ソン国連大使も、北朝鮮やロシアを侵略しようとする者がいない限り、「両国の関係の発展を懸念する理由は全くない」と発言。両国の関係は第三者を標的にするものではないとした。

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