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原油先物は小幅高、夏の需要見通しで

ロイター / 2024年7月1日 10時39分

アジア時間の原油先物は小幅高。夏の燃料消費のピークと、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成するOPECプラスによる第3・四半期の協調減産から生じる供給不足見通しが相場を支援している。写真はロシアのナホトカ沿岸を航行する原油タンカー。2022年8月撮影(2024年 ロイター/Tatiana Meel)

Florence Tan

[シンガポール 1日 ロイター] - アジア時間の原油先物は小幅高。夏の燃料消費のピークと、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成するOPECプラスによる第3・四半期の協調減産から生じる供給不足見通しが相場を支援している。

北海ブレント先物は0032GMT(日本時間午前9時32分)までに0.16ドル(0.2%)高の1バレル=85.16ドル、米WTI先物は0.17ドル(0.2%)高の81.71ドル。

OPECプラスの協調減産延長合意を受け、両先物は6月に約6%上昇した。これを受け、アナリストは、夏場の輸送需要や冷房需要が燃料の備蓄を減らすため、第3・四半期の供給不足を見込んでいる。

IGのアナリスト、トニー・シカモア氏は、米利下げ観測と欧州や中東の地政学的懸念の高まりも相場を下支えしていると指摘。WTIが200日移動平均の79.52ドルを上回れば、85ドルまで上昇する可能性があるとみる。

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