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EUのクリーン電源割合、上半期は過去最高に=業界団体

ロイター / 2024年7月1日 12時22分

 7月1日、欧州の主要電力企業で構成する欧州電気事業者連盟によると、今年上半期に欧州連合(EU)で発電された電力の74%が二酸化炭素を排出しない電源で、これまでで最も環境に優しい電源構成となった。写真はイタリアのトラパニにある風力発電施設。2009年9月撮影(2024 ロイター/Giuseppe Piazza)

Kate Abnett

[ブリュッセル 1日 ロイター] - 欧州の主要電力企業で構成する欧州電気事業者連盟によると、今年上半期に欧州連合(EU)で発電された電力の74%が二酸化炭素を排出しない電源で、これまでで最も環境に優しい電源構成となった。

二酸化炭素を排出しない電源のうち50%が風力や太陽光などの再生可能エネルギー、24%が原子力によるものだった。

このほか、9%が石炭、13%がガスで、それぞれこの時期としては過去最も低い割合となった。

同連盟のクリスティアン・ルビー事務局長はロイターに「欧州の電力発電がかつてこれほど低炭素だったことはない」と述べた。

変化の主な原動力は再生可能エネルギー設備の急速な導入で、EUは2023年に過去最大の56ギガワット分の太陽光発電設備と、16ギガワット分の風力発電設備を新設した。

一方、電力需要も減少し、グリーン電源が全体に占める割合が上がりやすくなっている。今年上半期の電力需要は21年の同時期と比べて5.8%減少した。

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