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日経平均は小幅続伸、金利上昇や需給悪懸念が上値抑制

ロイター / 2024年7月1日 16時4分

 7月1日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比47円98銭高の3万9631円06銭と小幅続伸して取引を終えた。写真は東京証券取引所でで2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

Noriyuki Hirata

[東京 1日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比47円98銭高の3万9631円06銭と小幅続伸して取引を終えた。朝方には幅広い業種で買いが先行し心理的節目の4万円に迫ったが、高値警戒感から利益確定売りが優勢となりマイナスに転じる場面もあった。国内金利上昇が嫌気されたほか、需給面の悪化への警戒感もくすぶった。

日経平均は256円高で寄り付いた後、一時359円高の3万9942円69銭に上値を拡大した。心理的節目の4万円まであと57円に迫ったが、その後は利益確定売りが強まって徐々に上げ幅を削り、一時マイナスに転じた。

手掛かり難の中、高値警戒や金利上昇が上値を抑えたほか、英仏選挙への警戒感も根強い。需給悪化への警戒感も聞かれる。「配当再投資の思惑が一巡した一方、上場投資信託(ETF)の換金売りによる需給悪化が警戒され、目先は上値が重そうだ」(三木証券の北沢淳商品部投資情報グループ次長)との声があった。

TOPIXバリュー指数の0.96%高に対し同グロース指数は0.05%高にとどまり、相対的にバリュー株が優位だった。朝方に日銀が発表した6月短観が堅調な結果だったことなどで追加利上げへの思惑がくすぶり、保険や銀行などの金融株はしっかりだった。

6月短観は、大企業・製造業の業況判断指数(DI)がプラス13と2期ぶりに改善し、2022年3月以来の高水準だった。大企業・非製造業のDIはプラス33と小幅ながら16期ぶりの悪化。 TOPIXは0.52%高の2824.28ポイントで取引を終えた。取引時間中に加え、終値でのバブル後高値を更新した。東証プライム市場指数は前営業日比0.52%高の1453.74ポイントだった。プライム市場の売買代金は3兆8632億7700万円と膨らまなかった。東証33業種では、値上がりは海運や保険、石油・石炭製品など23業種、値下がりは精密機器や陸運、非鉄金属など10業種だった。

先週末に決算を発表したJ.フロント リテイリングや高島屋が年初来高値を更新し、他の百貨店株にも買いが波及した。三菱UFJフィナンシャル・グループは堅調だった。一方、レーザーテックやテルモは軟調。リクルートHLDGはさえなかった。新興株式市場は、東証グロース市場250指数が1.82%安の649.20ポイントと、続落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが796銘柄(48%)、値下がりは790銘柄(48%)、変わらずは59銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き   安値/高値  

日経平均 39631.06 +47.98 39839. 39,537.

82 10─39,94

2.69

TOPIX 2824.28 +14.65 2831.6 2,816.8

3 7─2,838.

67

プライム指数 1453.74 +7.54 1457.3 1,449.9

2 5─1,461.

02

スタンダード指数 1278.70 -1.29 1284.3 1,277.5

5 9─1,284.

47

グロース指数 837.95 -13.47 854.32 837.95─

854.58

グロース250指数 649.20 -12.04 663.72 649.20─

663.93

東証出来高(万株) 162884 東証売買代金(億円 38632.

) 77

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