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物言う株主の活動、24年上期は過去最多=バークレイズ

ロイター / 2024年7月2日 2時2分

大手投資銀行バークレイズによると、2024年上半期の物言う株主による活動が世界で147件と、上期としては18年の143件を上回り過去最多を更新した。2023年12月撮影(2024年 ロイター/Eduardo Munoz/File Photo)

[ニューヨーク 1日 ロイター] - 大手投資銀行バークレイズによると、2024年上半期の物言う株主による活動が世界で147件と、上期としては18年の143件を上回り過去最多を更新した。

特に第2・四半期に86件の活動が開始され、ペースが加速している。米投資会社エリオット・インベストメント・マネジメントが今年に入り11件の活動を始め、約110億ドルを投じるなど、最も活発な動きを見せている。最近の顕著なものとしては、米サウスウエスト航空に変革を迫っている例などがある。

業界関係者らによると、今後数カ月、物言う株主と経営陣の間で、取締役会の交代やスピンオフ(分離・独立)、売却などを巡り、一段とコストのかかる争いとなる可能性がある。

さらに政策金利引き下げ開始時期を巡る不透明感や地政学的な混乱、規制制度に大きな変革をもたらす可能性のある米大統領選挙によって、企業側の戦いがより難しくなる恐れもある。

一方、バークレイズによると、物言う株主による取締役の交代要求はそれほど成功しなかった。現経営陣が正しい戦略を追求しており、自社の取締役が物言う株主側が指名した候補者よりも適任であると、経営側が株主を説得できた例が多かった。

バークレイズの株主助言部門グローバルヘッド、ジム・ロスマン氏は「アクティビスト投資家は腰を据えて、長期にわたって活動を続ける必要があるだろう」と指摘した。

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