英アーム、7─9月期売上高見通しに失望感 株価急落
ロイター / 2024年8月1日 11時0分
英半導体設計大手アーム・ホールディングスが31日発表した第2・四半期(7─9月)売上高見通しは保守的と受け取られ、株価は時間外取引で急落した。人工知能(AI)の投資ブームが業績に貢献する時期がエヌビディアなどの半導体メーカーより後ずれするとの懸念が強まった。写真は2023年9月、ニューヨーク株式市場で撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
Max A. Cherney
[31日 ロイター] - 英半導体設計大手アーム・ホールディングスが31日発表した第2・四半期(7─9月)売上高見通しは保守的と受け取られ、株価は時間外取引で急落した。人工知能(AI)の投資ブームが業績に貢献する時期がエヌビディアなどの半導体メーカーより後ずれするとの懸念が強まった。
株価は11%急落。31日の通常取引は8.4%高で終了し、年初からは90%超上昇していた。
第2・四半期の売上高見通しは7億8000万─8億3000万ドル。LSEGが集計した市場予想平均は8億0410万ドルだった。
第1・四半期売上高は39%増の9億3900万ドルと、市場予想の9億0270万ドルを上回った。ジェイソン・チャイルド最高財務責任者(CFO)は、同社設計の半導体が売れると得られるロイヤルティー収入が一部市場の低迷に悪影響を受けたが、「一握り」の大型契約によるライセンス収入が売上高を押し上げたと説明した。
ランニング・ポイント・キャピタルのマイケル・シュルマン最高投資責任者は「予想を上回る決算は好感されたが、慎重な通期見通しが市場心理に水を差した」と指摘。
「アームはAI投資急増の恩恵を引き続き受けているが、他の市場の低迷、場合によっては過剰在庫により経営陣は期待を抑えたのだろう」とした。
レネ・ハース最高経営責任者(CEO)は電話会見で、AIサーバー用半導体の設計契約を今年結んでも、大きな収入を得られるようになるまで4年程度かかると指摘した。
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