韓国7月輸出、前年比+13.9％ 半導体好調で半年ぶりの大幅増加

　８月１日、韓国税関当局が１日発表した暫定データによると、７月の輸出は前年比１３．９％増の５７４億９０００万ドルとなり、１月以来の大幅な伸びとなった。半導体輸出が好調だった。写真は韓国ピョンテクにある港で２０２０年７月撮影（２０２４　ロイター／Kim Hong-Ji）

Jihoon Lee

[ソウル １日 ロイター] - 韓国税関当局が１日発表した暫定データによると、７月の輸出は前年比１３．９％増の５７４億９０００万ドルとなり、１月以来の大幅な伸びとなった。半導体輸出が好調だった。

６月は前年比５．１％増だった。ロイターがまとめたエコノミスト予想は１８．４％増だった。

半導体輸出は５０．４％増と９カ月連続で増加した。ＩＴ製品も増加した。一方、自動車は大手自動車会社の夏期休暇が早まったため、９．１％減少した。

国別では、米国向け輸出が９．３％増と１２カ月連続のプラスとなった。中国向けは１４．９％増の１１４億ドルで、２１カ月ぶり高水準だった。

ＨＩ投資証券のチーフエコノミスト、パク・サンヒョン氏は「先月は、ベース効果を考慮に入れてもやや期待外れだった」とし、「輸出の勢いは弱まっている。中国がカギを握るが、最近の兆候を見る限り、中国の景気回復が持続するかどうか疑問が残る」と述べた。

輸入は１０．５％増の５３８億８０００万ドルで、２０２２年９月以来の大幅な伸びとなったが、伸び率はエコノミスト予想の１３．４％を下回った。

貿易黒字は３６億２０００万ドルで、２０年９月以降で最大だった前月の７９億９０００万ドルから縮小した。