為替市場の動向をしっかり注視＝円高巡り林官房長官

林芳正官房長官（写真）は１日午前の会見で、為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要だとし、「政府として為替市場の動向をしっかりと注視していく」と述べた。写真は都内で２０２３年１２月撮影（２０２４年　ロイター／Issei Kato）

Kuniko Mutoh

［東京　１日　ロイター］ - 林芳正官房長官は１日午前の会見で、外国為替市場での急激な円高進行に関する質問に対し、為替相場はファンダメンタルズを反映して安定的に推移することが重要だとし、「政府として為替市場の動向をしっかりと注視していく」と述べた。

１日の東京市場では、前日までに行われた日米の金融政策決定会合を受け、両国の金利差縮小を見越したポジションの巻き戻しからドル安／円高がさらに進行、円は４カ月ぶりの高値を付け、日経平均株価は下げ幅が１０００円を超す大幅安となった。

１日付で神田真人前財務官が金融・国際経済担当の内閣官房参与に就任する人事が発表されたことについては、神田氏が財務省で財務官を務めるなど金融・国際経済分野で豊富な経験を積んだ人物と指摘し、特に最近の国際金融情勢などについて岸田文雄首相に助言することになると述べた。

＊写真を差し替えて再送します。