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米シアトルのテスラ車死亡事故、高度運転支援モードを使用=警察

ロイター / 2024年8月1日 14時0分

 7月31日米電気自動車(EV)大手テスラの「モデルS」が4月、米ワシントン州シアトルで28歳のオートバイ運転者をはねて死亡させた事故で、警察は同車が高度な運転支援機能「フルセルフドライビング(FSD)」モードを使用中だったと発表した。2021年5月撮影(2024年 ロイター/Carlo Allegri)

Hyunjoo Jin

[サンフランシスコ 31日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラの「モデルS」が4月、米ワシントン州シアトルで28歳のオートバイ運転者をはねて死亡させた事故で、警察は同車が高度な運転支援機能「フルセルフドライビング(FSD)」モードを使用中だったと発表した。FSD技術に絡む死亡事故は少なくとも2件目となった。

モデルSの運転手は、運転支援機能を使用中に携帯電話を見ていたことを認めたため、危険運転致死罪の疑いで逮捕された。

テスラは、FSDソフトウエアは運転手による積極的な監視が必要で、車両を自律走行させるものではないとしている。

米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は以前、2022年8月から23年8月までの間にFSDソフトを使用したテスラ車の死亡事故が1件発生したと発表していた。

警察によると、今回の事件はなお調査中だが、専門家はカメラと人工知能(AI)に依存するテスラの技術には限界があるとみている。

ガイドハウス・インサイツのアナリストは、テスラのカメラのみのシステムでは、対象物との距離が正確に測定されない可能性などさまざまな問題が発生し得ると説明した。

また専門家は、天候、 雷、道路や交通状況などさまざまな可能性がある中で、オートバイや自転車など実世界のあらゆる種類の要素からデータを収集して管理することの難しさを指摘した。

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