ヘッジファンド、中国株の配分5年ぶり低さ 日本株は4年ぶり高水準
ロイター / 2024年8月1日 15時7分
8月1日、ゴールドマン・サックスによると、世界のヘッジファンドの中国株への資金配分は7月末時点で、本土以外のオフショア株も含めて5年ぶりの水準に低下した。東京証券取引所で2022年12月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)
Summer Zhen Nell Mackenzie
[香港/ロンドン 1日 ロイター] - ゴールドマン・サックスによると、世界のヘッジファンドの中国株への資金配分は7月末時点で、本土以外のオフショア株も含めて5年ぶりの水準に低下した。対照的に、日本株の配分は4年ぶりの高水準になった。
同社のプライム・サービス部門が今週のリポートで明らかにした。回収額を差し引いた純配分ベースで比較した。
配分低下は中国経済に対する投資家の根強い懸念を浮き彫りにしている。
リポートによると、先月は新興市場株の資金流出額の大半を中国A株が占めた。
「日本と中国の純配分の差が拡大し続けた」とした。
サセックス・パートナーズのマネジングパートナー、パトリック・ガリ氏は、中国景気の回復や米大統領選の結果、米国の対中政策がより明確になるまで、多くの投資家は中国を投資対象として見ていないと指摘した。
ゴールドマンによると、世界のヘッジファンド全体の中国株への配分比率は7月末時点で約6.6%と、2020年半ばに付けたピークの15%から低下している。
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