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日経平均は4日ぶり反落、急激な円高を嫌気 トヨタ決算は売り反応

ロイター / 2024年8月1日 16時7分

 8月1日、東京株式市場で日経平均は、前営業日比975円49銭安の3万8126円33銭と4日ぶりに反落して取引を終えた。都内で2020年10月撮影(2024年 ロイター/Issei Kato)

[東京 1日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比975円49銭安の3万8126円33銭と4日ぶりに反落して取引を終えた。前日の日銀会合や米連邦公開市場委員(FOMC)を経て急激に円高が進行したことを嫌気し、幅広く売られた。円高を嫌気して朝方から売りが先行していたトヨタ自動車は、場中に決算を発表し、下げ幅を拡大した。

日経平均は320円安で寄り付いた後も、売り気配の銘柄が寄り付くと下げ幅を拡大し、一時1363円安の3万7737円88銭に下落した。日米の金融政策の方向性の違いが意識される中、ドル/円は一時148円台へと下落して4カ月半ぶり安値を更新。株式市場では、急速な円高進行が嫌気された。

セクター別では、輸送用機器など円安期待が後退した輸出関連株の下げが目立った。先行きの日銀による追加利上げが警戒される中、不動産や電気・ガスも売られた。東証33業種のすべてが下落し、東証プライム市場の値下がり銘柄は9割を超えた。

先物の売りが断続的に出る中、指数寄与度の高いファーストリテイリングやソフトバンクグループは軟調に推移。一方、前日に決算を発表した銘柄を物色する動きもみられた。アドバンテスト、日立製作所、TOTOなどが買われた。ニトリホールディングスなど円高メリット企業の一角も堅調だった。

市場では「8月は中銀イベントの端境期となる。為替のボラティリティーが低下し、企業の1株あたり利益(EPS)の伸びが確認できれば、株価は戻りを試すだろう」(ピクテ・ジャパンの糸島孝俊ストラテジスト)との見方が聞かれた。

TOPIXは3.24%安の2703.69ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比3.24%安の1391.62ポイントだった。プライム市場の売買代金は6兆0831億7500万円だった。東証33業種では、値下がり率上位には不動産や輸送用機器、保険などが並んだ。

新興株式市場は、東証グロース市場250指数が3.85%安の623.25ポイントと反落した。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが97銘柄(5%)、値下がりは1541銘柄(93%)、変わらずは7銘柄(0%)だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 38126.33 -975.49 38781.56 37,737.88─38,781.56

TOPIX 2703.69 -90.57 2767.44 2,684.91─2,768.22

プライム市場指数 1391.62 -46.60 1424.15 1,382.06─1,424.15

スタンダード市場指数 1243.51 -25.84 1264.45 1,240.41─1,264.49

グロース市場指数 807.59 -29.21 829.76 804.05─830.84

グロース250指数 623.25 -24.95 641.96 620.68─642.78

東証出来高(万株) 257173 東証売買代金(億円) 60831.75

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