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三菱UFJFG、4―6月期の純利益5558億円 業務純益は過去最高

ロイター / 2024年8月1日 18時1分

三菱UFJフィナンシャル・グループが1日に発表した2024年4―6月期の連結純利益は、前年同期比0.4%減の5558億円だった。写真は都内で2010年11月撮影(2024年 ロイター/Toru Hanai)

Miho Uranaka

[東京 1日 ロイター] - 三菱UFJフィナンシャル・グループ (MUFG)が1日に発表した2024年4―6月期の連結純利益は、前年同期比0.4%減の5558億円だった。一過性の要因を除く純利益は前年同期比550億円の増益で、顧客部門が堅調だったほか保有株式の売却益や円安も利益を押し上げた。業務純益は6781億円で、MUFG発足以来の過去最高益を更新した。

本業のもうけを示す業務純益の通期計画に対する進捗率は34%に上る。財務企画部の原隆行・CFO室長は、巡航速度以上の堅調な推移だとし、下期の米大統領選の動きや日米の金利動向も踏まえて、中間期以降に通期業績の見直しも検討するとした。

日銀が政策金利を0.25%に引き上げたことで、今期資金収益に対してさらに200-300億円のプラスの影響が見込めるとした上で、中長期的に債券や貸出利回りの改善により効果が徐々に出てくるとの見方も示した。

政策保有株売却についても、すでに26年度を最終年度とする3カ年の中期経営期間中の売却を合意した金額が3930億円に上り、目標として掲げる3500億円を上回ることから、目標値の引き上げの検討をはじめるという。

前年同四半期は持ち分法適用会社の米モルガン・スタンレーの損益を計上する時期をあわせるため、同社の6カ月分の利益を計上するなど一過性の利益があった。

25年3月期の連結純利益見通しは1兆5000億円。IBESがまとめたアナリスト12人による25年3月期連結純利益のコンセンサス予想平均値は、1兆5800億円だった。

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