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ユーロ圏経済軟調、インフレ率は目標下回る公算=ギリシャ中銀総裁

ロイター / 2024年8月1日 23時51分

欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は、ユーロ圏のインフレ率は経済が軟調になっていることで、欧州中央銀行(ECB)が目標とする2%を下回る可能性があるとの見方を示した。2023年10月撮影(2024年 ロイター/Louisa Gouliamaki)

[フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのストゥルナラス・ギリシャ中銀総裁は、ユーロ圏のインフレ率は経済が軟調になっていることで、欧州中央銀行(ECB)が目標とする2%を下回る可能性があるとの見方を示した。

ストゥルナラス総裁は1日に公表された独金融ニュースレター「プラトー・ブリーフ」のインタビューで、経済成長率はECBの予想を下回っており、インフレも低下する可能性があると言及。「経済活動の弱さを巡る新たな兆候のほか、不確実性が高いことを踏まえると、インフレが予想以上に鈍化する可能性が高い」とし、「これはインフレ率が目標とする2%を中期的に下回るリスクがあることを示唆している」と述べた。

市場では、ECBが9月か10月に追加利下げを決定するとの見方が出ている。

ストゥルナラス総裁はこの予想を支持しながらも、賃金に関するデータのほか、ECBが来月に公表する新たな経済予測次第になると指摘。「ディスインフレが予想通りに継続すれば、年内2回の利下げを予想している」とし、「正しい方向に進んでいる。成長が予想よりも弱いことも利下げを支持する材料になる」と述べた。

ストゥルナラス総裁はハト派として知られる。

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