米・トルコ首脳が電話会談、ガザ情勢など協議

　８月１日、 トルコのエルドアン大統領（写真左）は、バイデン米大統領（同右）と電話会談を行い、イスラエルはパレスチナ自治区ガザでの紛争を一段と拡大させようとしており、停戦は望んでいないと伝えた。イタリア・ボルゴイグナシアで６月撮影（２０２４年　ロイター/Kevin Lamarque）

[アンカラ １日 ロイター] - トルコのエルドアン大統領は１日、バイデン米大統領と電話会談を行い、イスラエルはパレスチナ自治区ガザでの紛争を一段と拡大させようとしており、停戦は望んでいないと伝えた。トルコ大統領府が明らかにした。

トルコ大統領府によると、エルドアン氏はバイデン氏に対し、イスラエル政府は「あらゆる段階で」ガザ停戦を望んでいないことを示したと伝えた。また、イスラム組織ハマスのハニヤ最高指導者が殺害されたことで、ガザ停戦に向けた取り組みが「大きな打撃」を受けたとの見方を示した。

エルドアン氏は同時に、トルコも加盟する北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の他の加盟国との関係改善に引き続き取り組むと確約した。